風見鶏

「風見鶏(かざみどり)」とは、元々はニワトリをかたどった屋根用の風向計(風の向きを知る道具)のことです。現在ではその性質になぞらえて、周囲の状況や権力者の意向に合わせて自分の意見や立場をコロコロと変える「日和見主義な人」を指す比喩としても使われます。 [1, 2]

風見鶏の詳細は以下の通りです。

本来の意味(風向計・装飾)

ヨーロッパの教会や伝統的な家屋の屋根の上によく見られる風見鶏は、風向きを示す実用的な役割と、建物の装飾としての美観を兼ねています。 [1]

  • 魔除けの意味:警戒心が強く、朝を告げるニワトリは、古くからヨーロッパで「悪魔を追い払うシンボル」や「罪への警告」として信じられてきました。 [1]

比喩的な意味(日和見主義)

風向き(状況)によってクルクルと向きを変える風見鶏の特性から、その時々で自分に有利な方へ態度を変える人や、強い方に付く人物を皮肉って「風見鶏」と呼びます。 [1, 2]

  • この意味は、戦後の日本政界で、状況に応じて態度を変える政治家を批判する言葉として定着したことで広く知られるようになりました。 [1]

由来となった人物・建物

  • 政治家の例え:昭和時代、中曽根康弘元首相が風向きに応じて立ち回る姿勢を「風見鶏」とメディアに揶揄されたことは有名です。
  • 風見鶏の館(兵庫県神戸市):異人館街で有名な神戸市中央区北野町にある旧トーマス住宅は、尖塔に飾られた本物の風見鶏があることから親しまれ、国の重要文化財にも指定されています。 [1, 2, 3, 4, 5]

関連する情報や、言葉の詳しい用例についてはコトバンクの風見鶏の解説をご参照ください。 [1]

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